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携帯電話の爆発的普及(2)

多機能化した「ガラケー」

2000年(平成12年)にJ PHONE が世界に先駆けて携帯電話端末にカメラを搭載し、撮影した画像を電子メールに添付して送信する機能を提供しました。いわゆる「写メ」ですね。携帯電話の画素数も、デジタルカメラと遜色ないレベルになっていきました。

また、2001年(平成13年)には、携帯電話で実行ができるJavaを使用 したアプリケーションサービス「iアプリサービス」が始まり、携帯電話端末で ゲームなどの多様なコンテンツを楽しめるようになりました。

2005年(平成17年)には、「おサイフケータイ」のサービスが開始されました。 電子決済に限らず、定期券や航空券、会員証やポイントカードなど、財布に入るものすべてを一台の携帯電話端末で済ませるというコンセプトが打ち出されたのです。

2006年(平成18年)には、音楽再生チップ(Mobile MusicEnhancer)を内蔵したソニー・エリクソン製の携帯電話端末が発売されました。音楽データ保存用に1GBの専用メモリが搭載されていて、携帯電話端末による 時間の連続音楽再生が可能になったのです。

2004年(平成16年)にはiモードサービスが使い放題になるパケット定額 制の「パケ・ホーダイ」が開始されました。「パケ・ホーダイ」の前は、通信量 に応じて料金が発生する従量課金制でしたので、データ通信量の増加にともない 高額な利用料を払わなければいけませんでした。そんななか、定額制である「パケ・ホーダイ」が登場したことで、通信量を気にせずにサービスを楽しむことが できるようになったのです。

このように日進月歩で携帯電話は日本独自の進化を遂げたのですが、一方で世界の端末市場では通用なくなっていきました。日本の多機能な携帯電話端末は「ガラパゴスケータイ(ガラケー)」とも呼ばれるようになっていったのです。

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