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インターネットの誕生(1)

明けましておめでとうございます。本年も、情報や通信に関するよもやま話をこちらでさせていただければと思います。

今回は、インターネットの歴史です。

『第三の波』で予言された、情報革命

いま、わたしたちは「情報化社会」を生きていると言われています。情報化社 会の前は、「工業化社会」でした。  わたしに大きな影響を与えたアメリカの未来学者、アルビン・トフラーの著書『第三の波』という1980年(昭和55年)に出版された書籍では、

「第一の波(新石器時代の農業革命)、第二の波( 世紀の産業革命)に続く第三の波として、情報革命による脱産業社会(情報化社会)が押し寄せる」

と唱えています。

モノの生産や加工、運搬、流通が価値を生む工業化社会に対して、情報化社会では情報の生産や加工、伝達などが価値を生みます。そして、コンピューターが情報の生産と加工を、通信が情報の伝達を担当し、コンピューターと通信が融合した「データ通信」の実現によって、人間社会における広範かつ大量の情報交換や処理機能を大幅に拡大することができるようになりました。 情報化社会以前は、通信ができたのは情報の伝達と分配だけでした。ここに、 コンピューターによる情報の蓄積と処理が加わり、高度な情報通信システムがで き上がっていったのです。

ここで言っている「処理」というのは、音声や文字、図形、画像といった情報 を人間や機械が扱いやすい形式に変えたり加工したりすることです。これまで人 間が行ってきたものを機械が代行するようになり、より複雑なものをより迅速に、 正確に行えるようになりました。

一部の人だけではなく一般の人たちがこのような恩恵を受けられるようになったのは、1990年代に入ってパソコンが普及し、インターネットを自由に利用できるようになったからです。これこそ、「情報革命」と呼ばれるものです。

次回は、インターネットの誕生の歴史を振り返ってみましょう。

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