AIを使いこなすには、やはり勉強が必要
いまや、ChatGPTを代表とするAIが世の中を席巻していて、「AIによってこれだけの職業がなくなる」といったことも、まことしやかに囁かれてもいます。
ただ、ひとつ注意しなければいけないことがあります。
「AIには勝てないから、勉強なんてがんばる必要がない。技術なんて身につけなくてもいい」ともし考える人がいたら、それは間違いです。
なぜなら、人間はAIによるプロダクトを評価できるだけの知識を持たなければならないからです。

AIに関して最近わたしが思うのは、「活用法はたくさんあるが、間違いがある」ということです。
限定的に活用する分にはメリットも多いのですが、最終的に自分がわかっていなければ、誤った結論を出すことになってしまうでしょう。
AIが出す回答は、概ねよくまとまっていますが、「ここは間違っているな」と気づくことが多いのです。それが正しいのか誤っているのかを判断できるだけの知識を持っていなければ、AIを使うことでリスクを背負ってしまいます。
AIがあるからといって「勉強は必要ない」という話にならないのは、そのためです。便利なツールを活かすも活かさないも、使う人次第ではないでしょうか。
このコラムの参考文献、弊社代表取締役玉原輝基の5作目(電子書籍)『世界は情報でできている』(星野書房)のリンクはこちら。
