関東通信工業が設立されてから現在に至るまでの約40年間、情報通信が目覚ましく発展しました。詳しくは拙著『通信の日本史』(かざひの文庫)をお読みいただけると幸いですが、本書ではトピックをかいつまんでお話しします。

通信の自由化
まずは、通信の自由化です。
通信の自由化とは、国などの独占状態にあった電気通信事業を民営化し、市場原理を導入することで電気通信サービスの高度化と多様化を図る政策です。日本では、当社設立の翌年である1985年、日本電信電話公社(電電公社:現在のNTT)が民営化されたことなどがこれに当たります。
自由化後はNTT以外にも多様な事業者が参入し、利用者の選択肢が大きく広がりました。現在では携帯電話を中心に競争がさらに進み、利用者にとってより多くのサービスが選べるようになっています。
インターネットの発展
インターネットはアメリカ国防総省のARPANETから始まり、複数のネットワークをつなぐTCP/IPという技術が開発されたことで、世界中のコンピュータを結ぶネットワークへと成長しました。1980年代には日本でも大学や研究機関を接続するネットワーク「JUNET」などが設立され、インターネットの基盤がつくられました。
当初は研究機関での利用が主でしたが、Windows95の登場で一般に普及が加速し、2000年以降はADSLなどの常時接続サービスの開始が普及を後押ししたのです。
通信速度の向上で画像や動画などの大容量データも手軽に扱えるようになり、現在では情報収集、コミュニケーション、商取引など、わたしたちの生活に不可欠なインフラとなっています。
このコラムの参考文献、弊社代表取締役玉原輝基の5作目(電子書籍)『世界は情報でできている』(星野書房)のリンクはこちら。
