人間力は「信頼関係をつくっていける力」と言い換えられる
前回お話しした「いい仕事をするための3要素」のなかで、置き去りにされやすいのは「人間力」ではないでしょうか。
とくに「信用できる人であること」は、非常に重要です。仕事はただ役割を果たすだけではなく、関わりのある人たちと信頼関係をつくることこそが、もっとも大切なことなのです。
人間力を突き詰めれば、「信頼関係をつくっていける力」とも言えます。裏を返せば、人間力の高い人は成果を出して、伸びていく人なのでしょう。

信頼関係をつくるには「ずるいことをしない」「ごまかさない」が重要
では、どのような人が信用されるのでしょうか? これは、「信用されない人」の逆、と考えればわかりやすいのかもしれません。
わたしが「信用できないな」と思うのは、まずは「ずるいな」と感じる人です。
たとえば仕事において反対意見を述べるとき、それが会社のため、みんなのため、あるいはそのプロジェクトを円滑に進めるためのものであれば歓迎すべきです。そうではなく、単に自分がラクをしたい、自分に都合がいいように話を持っていきたい、といった考えが透けて見えると、徐々に信用を失ってしまうでしょう。
また、わからないときにごまかす人も、信用されないのではないでしょうか。「なんかこの人、いつも大事なところでごまかすなあ」と感じさせてしまえば、なかなか信頼関係にはつながりません。
どのような仕事でも同じことですが、とくに人とのやりとりが大事な仕事であればあるほど、たとえ仕事自体をしっかりとこなしていても、出来上がった仕事をどのように報告するのかがとても重要です。
そこで相手としっかりやりとりができなければ、いくら「言われた仕事をきちんとこなしています」と言っても徐々に信頼を失ってしまいます。結果として、徐々に成果が出せなくなっていくことでしょう。
まとめると、信頼関係をつくるには「ずるいことをしない」「ごまかさない」という2つがとても重要であると、わたしは考えます。
大切なのは、「いい仕事をするには信用が大事」と認識したうえで、「どのような人が信用されるのか、されないのか」を考え、それを実践することではないでしょうか。
このコラムの参考文献、弊社代表取締役玉原輝基の5作目(電子書籍)『世界は情報でできている』(星野書房)のリンクはこちら。
