携帯電話のない時代は大変だった!
いま、わたしたちの生活は携帯電話がなければ成り立たないと言ってもいいでしょう。携帯電話がない時代には、たとえば人と待ち合わせをするときに
「〇〇時xx分に、渋谷のハチ公前で」
と、同じ駅であっても、細かく時間と目印になるものを確認しなければいけませんでした。ところがいまは、
「〇〇時くらいに、とりあえず渋谷駅。あとは携帯で連絡するね」
と約束すれば、どうにかなってしまいますね。
恋人に電話するとき。携帯電話がない時代には自宅へ電話しなければいけませんでした。お約束のようにお父さんが電話に出て、
「失礼ですが、うちの娘とはどういう…」
という「壁」を乗り越えなければいけないプレッシャー…。いまとなっては風情を感じるところですが、とても緊張する場面でした。
それと比べれば、いまは本当に便利になったとつくづく感じます。
若い人たちにとっては、物心がついたときには携帯電話がある生活が当たり前なのかもしれませんが、携帯電話が本格的に普及してからまだ30年も経っていません。それだけすさまじいスピードで携帯電話が普及し、発展してきたのだと言えるのです。
少し古いドラマの再放送を観たときに、登場人物が使っている携帯電話でなんとなく時代がわかるのも興味深く感じるところです。
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