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「新聞」の歴史を振り返る(2)

日本の新聞は、江戸時代の「瓦版」から

今回は、日本の新聞の歴史を振り返ります。

いまでも、新聞の影響力は大きいものがありますよね。とくに、商業が盛んになった江戸時代には、情報のニーズが拡大したことが伺えます。

たとえば、江戸時代には「瓦版」が存在し、大事件などがあったときには木版で印刷され、発行されていました。現存する最古の瓦版は大坂の陣(1614〜1615年)の記事です。瓦版は、天下の一大事となればその威力を発揮しました

代表的な例は、1837年の大塩平八郎の乱を伝えたものや、1853年の黒船来航のニュースを伝えた瓦版でした。黒船の来航で江戸が大騒ぎになった背景には、瓦版による情報伝達が大きかったと言われています。

幕末になると、「新聞」と名づけられたものがいくつか発行されるようになり、 1862年に最初の日本語の新聞『官板バタビヤ新聞』、1870年には日本初の日刊紙である『横浜毎日新聞』が創刊されました。  いま主流となっている新聞は、『読売新聞』は1874年、『朝日新聞』は 1879年、『毎日新聞』は1880年に創刊されました

新聞が日本の近代化に果たした役割は、非常に大きかったと言えます。

いまは新聞離れなどと言われることもありますが、メディアとしての影響力は、まだまだ大きいものと言えます。

人が「情報」を求めることは、昔もいまも変わらないのでしょう。

このコラムの参考文献、弊社代表取締役 玉原輝基の2作目『仕事に役立つ、日本人のための情報の世界史』(かざひの文庫)のリンクはこちら

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