健康経営は5年後、10年後のための取り組み
健康経営について多くの経営者がもっとも気にするのは、
「それをやったら、儲かるのか?」
「採用は増えるのか?」
ということでしょう。
じつは、ここには大きな誤解があります。
はっきり言えば、健康経営に取り組んだからと言ってすぐに目に見えるような効果が出るわけではありません。来月から急に売上が倍増したり、求人の応募者が殺到したり、劇的に離職者が減ったりするような魔法のような効果は残念ながら期待できません。
もちろん、長期的に見れば定着率がよくなるといったプラスの影響は出てきますが、何か施策を打てばすぐに数字となって結果があらわれるようなものではないのです。
もし「これをやればすぐに利益が出ますよ」というコンサルタントがいたら、少し疑ってかかったほうがいいかもしれません。
感覚的に言うと、健康経営は「いますぐ」のためではなく、5年後、10年後の未来のために取り組むべきものだとわたしはとらえています。

すぐに成果が出ないとなると、短期的な利益を求める経営者にとってはもどかしく、投資をためらってしまうかもしれません。
でも、健康というものは一朝一夕で手に入るものではなく、日々の生活習慣の積み重ねによってつくられるものです。
会社としての健康づくりもまったく同じで、時間をかけて少しずつ社内に浸透させ、文化として育てていく必要があるのです。
このコラムの参考文献、弊社代表取締役玉原輝基の電子書籍『中小企業は「健康経営」で社員を定着させなさい』(星野書房)のリンクはこちら。
