会社が従業員の健康を思う姿勢を示すことの大きな意義
わたしは日頃から、「中小企業は人間関係がすべてである」という持論を持っています。もちろん、これは少し言い過ぎかもしれませんが、ある部分では真理を突いていると思っています。
大企業のように、誰もが知っている強力なブランド力や圧倒的に優れた商品・サービスがあれば、それだけで人が集まり、従業員も「この会社にいれば安心だ」とついてきてくれるかもしれません。
ところが、中小企業は基本的にそのような強力な武器を持っていません。
では、中小企業が何で成り立っているかと言えば、結局のところ「人」と「人」とのつながり、つまり人間関係なのです。
会社の方向性が正しいと経営者がいくら訴えても、従業員との間に信頼関係がなければ誰も本気で動いてはくれません。
相手の考えを理解し、お互いに納得できる関係を築けなければ、いくら立派な事業戦略も絵に描いた餅に終わってしまいます。
このような人間関係を築くうえで、健康経営は非常に大きな意味を持ちます。

会社が「従業員の健康を第一に考え、できる限りの支援をしていく」という姿勢を行動で示すことは、従業員に対して「あなたたちを大切に思っている」という強力なメッセージになります。
もちろんすべてが伝わるわけではないかもしれませんが、会社が一生懸命に環境を整えようとしている姿勢は、少しずつでも従業員に伝わっていくものです。
その「会社から大切にされている」という実感が、従業員の会社に対する愛着や帰属意識を高め、結果として職場の雰囲気を改善して、定着率の向上などにつながっていくはずです。
このコラムの参考文献、弊社代表取締役玉原輝基の電子書籍『中小企業は「健康経営」で社員を定着させなさい』(星野書房)のリンクはこちら。
